支援プログラム

< 本人への支援 >

■ 健康・生活
自分の健康を自分で守ることが出来るよう、ブルーワンの支援の要である【食べること(食育)】を主軸に、
あいさつ(いただきます、ごちそうさま)、自分の感覚(空腹・満腹、好き、嫌い、熱い、冷たいなど)、
はみがき、片付け、衛生概念(手洗い、食べる周辺の環境)など、
できることは自分行うように、自立支援の療育をしています。
出来ないことを助けてもらった時は「ありがとう」の感謝の気持ちが飛び交い、
ブルーワンでは子どもたち同士が自発的に助け合う場面も良く見られます。

■ 運動・感覚
長期休みや土曜日の活動を通して、【たいそう】の時間を設けています。
ブルーワンでは、全員が ラジオ体操 ができるようになりました。
ラジオ体操のあとには、皆がそれぞれやりたいダンスや体操をリクエストし、みんなで楽しく体を動かしています。
車いすの生徒は、自分の動かせる可動域での運動を楽しんでいます。

■ 認知・行動
平日、長期休みの活動を通して、【がくしゅう】の時間を設けています。
椅子に座れない(集中できない)子は、椅子に座っていられる(集中力を伸ばす)練習から始めています。
子どもひとりひとりの進度に合わせた知育ツールを用意しています。
ブルーワンが子どもに合わせて自作することも多いです。
知育ツールは、子どもの発育・発達段階のほかにも、集団での活動をとおし、
子どもたちひとりひとりの課題がクリアできるように活動内容を組み立てています。

■ 言語・コミュニケーション
ブルーワンの生徒の8割は肢体不自由児であるため、発声でのコミュニケーションはもちろん、絵カード、文字盤と、
さまざまな手法を用いて、コミュニケーションを取っています。
2023年より、江東区聴覚障害者福祉推進協議会の協力をいただき、手話教室を開催しています。
コミュニケーションの取れなかった子が、手話で意思表示を始めるといった成果が出てきています。

■ 人間関係・社会性
ブルーワンでは、ボランティアをはじめ、実習生(高校生・大学生等)を多く受け入れています。
いつも会うブルーワンの職員だけでなく、さまざまな年代のボランティアや学生がブルーワンに出入りをしているため、
子どもたちは積極的に他者と関わることができるようになってきています。

< 家族支援 >

家庭での食事形態のステップアップや、家での支援の方法、また18歳になったあとの生活の展望など、
家族が困りごととして抱える問題について 随時相談にのっています。
また、兄弟姉妹のいる家庭には、行事などがあるときに声をかけ、家族みんなでブルーワンに来ていただいています。
おうちとは違った場所でのふるまいを家族が見られることは、子どもたちの強みの発見につながっています。

< 移行支援 >

放デイ退所後の移行先についての支援だけでなく、ブルーワンでは活動を通して子どもたちの力が伸びてきた際、
その児童にあった移行先について支援を行っています。
たとえば、特別支援学校から通暁級への移行支援、車いすユーザーの高校生の大学進学支援、
中学(支援級)から高校(職業訓練コース)の受験支援などを行いました。

< 地域支援・地域連携 >

ブルーワンでは、近所の八百屋さんや図書館の利用を定期的に行うことで、子どもたちに地域で生活するイメージや
地域資源を活用しながら、社会のルールを学び、地域で暮らせるよう、支援を実施しています。
地域の八百屋さんは、ブルーワンの子どもたちが頻繁に通うことで、お店をバリアフリーに改修してくださいました。
図書館の司書さんとも、すっかり顔見知りです!

< 職員の質の向上 >

ブルーワンは小さな事業所のため、職員同士は日々あったことを話し合いながら子どもたちの成長に向き合っています。
てんかん発作のある児童の支援に当たるため、職員全員が上級救急救命士の研修を受けました。
また、2024年度までに全員が強度行動障害の基礎研修を履修しました。
ブルーワンでは職員全員が子どもたちの健やかな発育・発達のため、知恵や意見を出し合いながら向き合っています。

< 主な行事 ※下記は行事の一例です >

4月 花見
5月 端午の節句・母の日の創作活動
6月 父の日の創作活動
7月 七夕の創作活動
8月 夏休み特別活動(プール、外部講師を呼んだ活動)
9月 お月見の創作活動
10月 ハロウィン
11月 ピクニック
12月 クリスマス
1月 初詣、絵馬作り
2月 バレンタインお菓子作り
3月 ホワイトデーお菓子作り、1年の振り返り