評価結果

2024年度は、職員の病気(体調不良や持病)、介護離職などで現場の体制に困難が生じた。
コア職員ありきの現場体制の脱却が望まれる。

今年度も、事業所の評価は職員皆で話し合い、良い点と改善点の確認を行いました。

■■■■■ 環境・体制整備 ■■■■■
【良い点】
昨年同様であるが、車いすの児童受け入れができるような施設の作りになっているのでバリアフリーは問題ない。
一度ブルーワンに来所してくれたボランティア学生が、継続的に来所してくれた。

【改善点】
毎年の話になるが、国の規定の職員配置では、職員が足りない。
今年度は管理者が難病を発症したり、介護離職で職員の変動があるなどした。
従来の職員の高齢化の改善も進まない。
職員数が足りないこともそうだが、若い職員の採用をしてほしい。

→昨年同様の回答になるが、収益に限度(1日10名まで)があるため、単純に職員数を増やすことは難しい。
 昨年より実習生やボランティアの受け入れを進めたが、それでも欲しい時期になかなか集まらない状況がある。
 職員募集をかけても、若手の応募はなく、60歳以上の応募が多い。


■■■■■ 業務改善 ■■■■■
【良い点】
今年度で強度行動障害の基礎研修を全職員が履修したことで、PDCAサイクルについて学びが深まった。
昨年同様だが、モニタリング結果や個別支援計画の共有会があるので、子どもたちにどのように支援をしたらよいか分かるので良い。
研修はしっかり行ってもらっていると感じる。

【改善点】
昨年同様であるが、業務改善がうまく進んでいない。

【その他】
第3者評価は、2023年に実施済み。
職員教育がうまく機能していない点を指摘された。
管理者以外、ほぼ福祉初心者であるため仕方のないことであるが、
管理者が児童発達支援管理責任者を兼務し、保護者対応、職員教育を同時に進めることに限界が見えている。
職員の成長を期待するが、すぐに即戦力にはなれないため、引き続き皆で出来る限り尽力していく。


■■■■■ 適切な支援の提供 ■■■■■
【良い点】
昨年同様であるが、毎日の利用者や療育支援の流れをホワイトボードで確認ができる。
ブルーワンでは、支援の記録を数値で残すところが良いと感じている。

【改善点】
職員の勤務歴が長くなってきたことで、職員からパートへの打ち合わせや説明が、以前よりも簡易になっている点が気にかかる。
高齢であることも踏まえ、以前よりも増して丁寧にしてほしい。
また、その日に行われた支援の振り返りの記録が簡素なので、書面で残すようにしてほしい。


■■■■■ 関係機関や保護者との連携 ■■■■■
【良い点】
ブルーワン利用のご家族の皆さんは、いつも情報共有をしっかりとしてくれるのでありがたい。
休みの日にでかけた際の家族写真などを共有してくれたりするのがとても嬉しい。

【改善点】
「障害のない子ども」と活動する機会 についてであるが、ブルーワンに通う子どもたちの受け入れはあるが、
地域の障害のない子どもたちの障害のある子どもの受け入れが進んでいない現状がある。
実際にあった事例だが、近所の公園に遊びにでかけ、遊具を一緒に使おうとしたところ、
拒否反応を示されただけでなくあからさまな遊具の占有をされたりなどし、ブルーワンの子どもが悲しい思いをした。
ブルーワンが主導で他の機関に交流を求めるやり方について、2025年度はさらに検討をしていきたい。


【その他】
医療的ケア児の受け入れは行っていない。


■■■■■ 保護者への説明責任等 ■■■■■
【良い点】
開所以来の念願であった、利用家族を一同に集めた懇親会の実施が2月に出来た。
ブルーワンの5領域の療育支援について、写真を交えて家族の前で共有することができ、
子どもたち自身が家族の前で自分の活動を知ってもらえ、ブルーワンの友達とのつながりを紹介することが出来たことが良かった。

【改善点】
管理者が難病を発症したことで、2024年度は家族へのTeamsで写真や動画の共有が難しくなった。
職員に引き継いだが、業務として定着出来ていない。

→定着できる方法を検討していく必要がある。


【その他】
管理者の業務負荷が高すぎるため、職員にうまく分配していく必要がある。


■■■■■ 非常時の対応 ■■■■■
【良い点】
定期的に各種研修の実施がある。

【改善点】
ヒヤリハットを業務日誌に記録できるようにしたが、事例集の作成までには至れていない。
地震・火災避難訓練は、長期休みの際に実施しているが、避難訓練の日にいない児童の練習は出来ていない。
出来れば各曜日ごとの訓練実施をしたい。
昨年同様であるが、利用者数が増えたが、職員の数に変更がないため、国の規定数の職員配置ではあるが、
いざというときに車いすを押しての一斉非難が難しい。周囲の協力をどう仰いでいくかは引き続きの課題である。

事業所の自己評価【2024】