評価結果

昨年から利用者数の増加および職員の高齢化にともない、緊急時の避難や職員教育に課題が生じている。

今年度も、事業所の評価は職員皆で話し合い、良い点と改善点の確認を行いました。

■■■■■ 環境・体制整備 ■■■■■
【良い点】
昨年同様であるが、車いすの児童受け入れができるような施設の作りになっているのでバリアフリーは問題ない。

【改善点】
昨年の自己評価の時にも出た課題だが、国の規定の職員配置では、職員が足りない。
昨年よりも利用者数が増え、ブルーワンは肢体不自由児が多い。どこかへ出かけるにしても車いすを押す人数が必要だが職員数が足りないことを何とかしてほしい。
→収益に限度(1日10名まで)があるため、実際に人を雇うのはかなり難しい。
 ボランティアの登録人数を増やしたいが、なかなか集まらない状況がある。


■■■■■ 業務改善 ■■■■■
【良い点】
昨年同様だが、モニタリング結果や個別支援計画の共有会があるので、子どもたちにどのように支援をしたらよいか分かるので良い。
研修はしっかり行ってもらっていると感じる。

【改善点】
「事業所で研修や打ち合わせをしても、(高齢で)覚えが悪く、業務の足を引っ張っていると感じる」や、「いちど言われても1回で覚えられない」という職員ニーズがあったことから、何度も都度説明と共有をしているが、昨年より利用人数が増えているからか、思うように業務改善が進まない。

【その他】
第3者評価は、2023年に実施予定。


■■■■■ 適切な支援の提供 ■■■■■
【良い点】
毎日の利用者や療育支援の流れをホワイトボードで確認ができる。
ブルーワンでは、支援の記録を数値で残すところが良いと感じている。

【改善点】
思い込みで支援にあたる職員がいて困る。
→「職員伝達ノート」を今以上に積極的に活用し、勤務前に必ず目を通す習慣をつける。


■■■■■ 関係機関や保護者との連携 ■■■■■
【良い点】
利用者の保護者は、要望や意見をしっかり伝えてくれるので良いことも耳が痛いことも含め、ありがたい。
木場一・六町会との関係が良くなり、地域の行事の際に声掛けをしてくれることがありがたい。
地域の八百屋さんが、ブルーワンが買い物によくでかけるようになってからバリアフリー化してくれた。

【改善点】
地域の大人との関係は良好だが、今後は地域の子どもたちとの関係も深めていきたいと感じる。

【その他】
医療的ケア児の受け入れは行っていない。


■■■■■ 保護者への説明責任等 ■■■■■
【良い点】
Teamsで写真や動画を定期的に共有しているので、どんな風に過ごしているか知ってもらえていると感じる。

【改善点】
家族から父母会実施の希望が出ているが、利用人数が増えたことで全員を一同に呼べるだけの広さはブルーワンにない。
どのように父母会を実施するか、検討する必要がある。

【その他】
チームズや毎月の封書に案内を入れることで伝達を図っているが、積極的に反応をしてくれる家庭と、
そうでない家庭があるため、どの方法が有効なのか模索中。


■■■■■ 非常時の対応 ■■■■■
【良い点】
定期的に各種研修の実施がある。
ヒヤリハットを業務日誌に記録できるようにし、身近なものにしたことで報告のハードルが下がった。

【改善点】
昨年、「避難訓練は年数回では、忘れてしまう」と意見があるため、もっと訓練回数を増やす必要があると改善点が上がったが、あまり増やせなかった。(地震・火災避難訓練が年1回から2回に。津波避難訓練は年1回)
利用者数が増えたが、職員の数に変更がないため、国の規定数の職員配置ではあるが、いざというときに車いすを押しての一斉非難が難しい。
周囲地域にどう協力を仰いでいくかが課題。

事業所の自己評価【2022】